みなさん、こんにちは!
第3回となる168(いろは)プロジェクト、今回は Google Apps Script(GAS)を使って Gmail が届いたら自動で返信出来る機能を一週間で作りました!
何のために作ったのか?
・同じ内容のメールを何通も送るのは面倒。
・直ぐにレスポンスをしないといけないけど常にメールを確認するのは大変。
Gmail を利用する人なら一度は抱いたことのある悩みだと思います。
メールの返信というのは大切ですが、意外に大変ですし面倒なため精神的な負担もかかります。しかし、仕事となればレスポンスの速さを求められますし、とりあえず返信はしないといけないですよね?
とはいえ、返信する内容もある程度決まっているしせめて自動で送れるようにしたい。
出来ればメールの相手によって送るメッセージを使い分けてくれると有り難い。
そんなツールがあれば、仕事をより効率的にまわせそうです。
そんなわけで今回は、お問い合わせフォームからメールが届いたときにメールをパースして自動で返信してくれる機能を作成してみました。
今回の機能の使い方
ここでは実装した機能の説明と実際に使用するためのソースコードをご紹介します。
今回実装した機能は以下の2点です。
・Gmail で受信したメールの本文をパースして、自動返信できる機能
・返信する件名や本文も利用者がカスタマイズできる機能
メールを自動返信させるために必要となる土台となる機能を実装しました。
比較的誰でも利用しやすいように整備してありますので、プログラミングを始めたばかりの方でも使えると思います。
ソースコードはこちらの URL からご利用ください。
https://github.com/engclass-z/gas_mail_replier
ご使用の際はこちらの README をご覧の上、自己責任の範囲でご利用ください。
技術的な話
今回は google 製の clasp と TypeScript を用いて実装を行いました。
Apps Script の Web エディタ上で直接 gs ファイルを書いてもよいのですが、コード補完が使えなかったり、バージョン管理できなかったり、型情報でコードの安全性を守れないので、使い慣れたエディタで書くために clasp を導入しました。
最後に
今回は Google Apps Script(GAS)を使って Gmail が届いたら自動で返信させる機能を作っていきました。
今回の機能は便利で時間短縮や効率アップが望めるので、この記事を読んでくださった方も是非一度使ってみてください。
今回も一週間という期限を設けてサービスを作るという条件下で作成したので、ここまでの機能の実装になりましたが、時間があれば
・件名や本文をもっとわかりやすく GUI で変えられるようにする機能
・本文に対して動的な変数を組み込める機能
の2点の実装もやりたかったです。
期限を設けて開発するというのは、制限されることも多いですが限られた時間で何ができるかを考えて実践するということを高速で回せるのでおすすめです。作ってみたい機能がある方は是非期間を設けて実践してみてはいかがでしょうか。
今後も作ってみたい機能を1週間で作っていくので、次の記事もまた読んでくださいね!